ボテキン木の芽相部屋バナー

木の芽月舍の運営者によるブログ

月と旧暦の話

月の出の時刻は雲の中で見えず
うっすらと雲の中の月

DSCN1502.jpg

ほぼ、南中
下に星の光(宵の金星)

今年は月と金星のコラボが見られます
最も接近して見えるのは12月です

DSCN1516.jpg

左上がわずかに欠け始めています
現在の時刻、十六夜に近くなりつつあります

DSCN1510.jpg

月を気にするようになってから・・・
月の出と月の入りは、月が大きく見えるのでドラマチックに感じます

月は太陽と違って形をいろいろに変えます
色も赤みがかって見えたり青白く光って見えたり
出入りの時刻もバラバラで、太陽と違い、朝昼晩見ることが出来ます

月はもの静かで、神秘的で癒やされます
俗世間とは無縁のものです・・・
日本人が昔からとりわけ月に親しみ、月を愛でるのも納得します

毎日、月の出入りの方角と時刻をチェックし、
夜明けの空の月を撮りたいばかりに、明け方に目覚ましをかけ、
真冬の深夜に家の外へ出て撮ることもあります
明日は満月で天気が良いので、何時にどこそこへ行って月を見ようとか
月に併せて予定を組んだりします
いつの間にか生活の中心が月になっていたりします

月に興味を持つようになると旧暦に俄然関心が向きます

太陰太陽暦<二十四節気七十二候>は一年を二十四分割し、
それをさらに細かく三つに分けた日本独自の暦です
農耕の指標にするために、季節がよく表されており、
何度も改良して天保時代に最終形がととのい、明治初期まで使われていました
花の咲く時期、植物の様子、地面の様子、水の様子、
天候について、虫や鳥の動向、など細かく表されています

旧暦に触れた当初は、日本には四季があるがゆえに、
日本人は季節の様子を美しく言い表すのに、いろいろ試行錯誤したのだと思いました
気づいたことは、七十二候には、海のことは一言も出て来ないことです
これにより、日本人はいかに農業と密接に関わってきた民族かが分かりました
日本は完全に漁より農の文化が中心だった事が分かります
二十四節気七十二候は、農耕についてが描かれている一年間の物語のようです

いろいろな文化をひもといていくと、恐らく全ては瑞穂の国の原点につながるのでしょう
今後も、国作りや文化の発展、自然を守ることなどにはこうした考え方が必要だと思います

今は世界共通の太陽暦がないとやっていけない時代ですが
新暦と旧暦が併記されたカレンダーを、日本国のカレンダーとして制定して欲しいです
日本人が和文化と向き合うには絶対旧暦ですね!!



Copyright (C)Harue Takamori All rights reserved.