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木の芽月舍の運営者によるブログ

秒単位

早いもので1月も半ば、鏡開きも過ぎました
赤のれんをくぐると修行の場

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おっと、稽古場の入り口に発表会のポスター(大)

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本日の稽古
並木駒形・深川の手合わせ、今日は演奏時間を計ります
一曲にどのくらい時間がかかるか秒単位でチェック
演目全てをチェックするそうです
演目が多いので、発表会では時間の管理が大変
発表会当日の現場では何かと時間がかかりがちなので時間管理はかなり気をつけなければならない
ちょっとの遅れも積もり積もれば全体に響いてかなりの時間ロスにつながってしまう
時間配分と構成を細かく組み立てている最中なのです

ストップウォッチ登場
・並木駒形・深川 <7本>
一回目タイム 5分13秒
中ほどの「山谷堀からちょいと上がり〜〽︎」というところ
そこだけテンポがちょっと早くなってしまうので修正
二回目タイム(修正後) 5分15秒
目標タイム:5分15秒

・こきりこ節 3分08秒 <6本>
目標タイム 3分08秒

・奴さん・花魁三分二朱 <6本>
一回目タイム 3分02秒
出だしの、チン、リン(7、6のすくい)の部分は特にゆっくり入る(曲の別物と思ってよい)
2番目は全体的にゆっくりめに
二回目タイム(修正後)3分08秒
目標タイム:3分08秒

2秒違っちゃだいぶ違う
5秒違っちゃどえらい差
2秒の差を聞き分けられる先生
「3分の中の2秒だからね」確かにそうなんだが・・・
演奏していて、ちょっと遅めだなと思ったら途中で少しテンポを修正したりするらしい
舞台経験を積んだ熟練者ならではのセリフ

発表会での本数も決まりました
<7本>とか<6本>というのがいわゆるキーの高さ
1から12本まであります
7本はD#、6本はDに相当するキー

今日の大発見
先生がいつも稽古をつけるときに使っている三味線が「短棹」だということが判明
一般的な長棹に対して10cmくらい短い三味線があるのです
今まで目の前にあって全く気がつかなかった・・・
長棹と短棹を背比べして確認
短棹三味線は、高キーに対してちょうどよい音が出るのだそうです
女性の稽古の場合は、歌声のキーが高いので短竿を使っているとのこと
また、短いということは坪の配列の感覚も少し狭い
1から4の坪までは変わらないが、4から上の坪の感覚が長棹より狭い
間隔が狭いということは・・・指が届きやすいじゃないかぁ(うらやましい)
先生は小柄で手も小さい
たぶん、一日中稽古で弾くのでこのほうが多少指が楽なのかも知れない

全体リハーサルの日も近づいてきました
稽古場にも緊張感が走っています

練習していても調子が悪いときといいときとある
その日によって違うそうです
とにかく精神的な気分で差が出てしまうのだそうです
とにかく三味線はファジーな楽器なので毎日違うと言ってよい
三味線の状態も、温度や湿気で影響を大きく受けます
今後、駒も少し高さの違うものを持っていた方が良いとのこと
私は三分三厘しか持っていない(一般的な高さ)(欲しい場合は高さについては要相談)
端唄はバチが大きいので、低い駒だと弾きにくいらしい
駒の材質や長さや置く位置によっても変わる

今日の大発見2
駒を置く位置は、先生は指三本くらいを開けている(私はずっと指二本分でやっていた)
三味線は駒を置く位置、音緒からの距離などで響きが変わる
先生曰く、短竿で三本分で「甘ったるい感じ」にしているのだとか・・・
甘ったるいとは、軽やか丸みを帯びた可愛らしい感じの響き、とでも言うのだろうか?
きっとシャープでキリリとした響きとか、クリアですっきりした響きとか、
低音ずしーん、みたいな差があるのだろう
UDⅠとUDⅡみたいな
ノーマル、クローム、メタリック、みたいな

稽古帰りに研ぎに出していた鋏を受け取りにうぶけやへ

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神保町から水天宮へ
水天宮から人形町までは近いので徒歩で
ここまで来るのに、すでに三軒引っかかってようやくたどり着く

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素敵な鉢が並んでいます

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老舗は違うな〜(感心)

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やったー、鋏が戻ってきたぞー
特に糸切りばさみは、大きさといい形といい一番手になじんでいて使いやすいのだ

人形町で引っかかった三軒とは
・重盛永信堂(ゼイタクセンベイ・人形焼き)
・壽堂(黄金芋・和菓子)
・宮城商店MOCCO(和雑貨)
人形町は楽しいな


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