羽織を名古屋帯に

「着ない羽織を名古屋帯に仕立て直す」

古い羽織があり(母のお下がり)ずっと保管していた。
私が着ると、おしりがやっと隠れるくらいの丈しかない。
昔は茶羽織といって、短い羽織も着られていたらしいが、
長めの羽織が主流の昨今、ちょっと恥ずかしいし、
裄も短くて、着物の振りがすごくはみ出してしまう。



柄のアップはこんな感じ。



よく、羽織を名古屋帯に仕立て直すと良いと聞くので、
お店で見積もってもらったところ、仕立て直しを頼むと結構な金額がかかってしまうことが判明。
私としてはお下がりを生かしたいし、色柄も気に入っている。
よく見ればポップな柄で、こんなの今時見たことないというレトロな代物だ。
愛着のあるものなので、自分で直せないかなぁ・・・と、一年くらい悩んだ結果、
好きなものから始められるという和裁教室の情報を入手し、
今日は、その相談&見学にお伺いした。

襖を開けると、かけはりやくけ台を使って制作している人々の姿が目に入る。
こぢんまりとした和室の一室で、着物や浴衣をしずしずと作っている感じ、
和の世界はいいな〜と、つくづく思ってしまう。

先生は全体をササッとチェックした後、襟の厚みを手で確かめ、
丈と裄は出せるが襟の縫い込みがないので寸法直しは無理だとおっしゃった。
・・・さすがだ・・・私なんぞは触ってもよく分からなかった・・・。
そこでやはり羽織として着るのは諦めて名古屋帯に仕立て直すことに決定。

何度か着用したと思われるがほとんど汚れていないので、洗い張りなどは頼まずこのまま作り始めることに。

早速、襟の解きから始めてみる。
先生が襟をちょっと切りほどき、布を引っ張ると縫い糸がプチプチとすぐに切れ、
やはり糸がもろくなっていることが分かる。
羽織の襟は、反物の一幅を使ってあるとのこと。
複雑に折りたたんであり、先生も最初は紙を折りたたんだものをノートに貼って覚えたのだとか。
襟をほどき終わると、ご覧の通りに一幅。



筋消しやコテの当て方も詳しく教えていただいた。
こんなことは、市販の和裁の本にはまず載っていない。
帯芯の下ごしらえ(というか事前処理)の仕方なども教わり、
早速次回までにほどいて、出来そうだったら目を通して接いでくることになった。


ついに念願の和裁の第一歩。
果たして・・・?


↓和裁塾 縁会




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